メエメエ博士の映画レビューブログ

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【感想】コードネームU.N.C.L.E. ツンデレ要素満載の模範的バディムービー

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2017/01/03 鑑賞

あらすじ

元アメリカ軍だが小金稼ぎにやった物取りで才能を開花させ、美術品窃盗で捕まるもその才能によりCIAに引き抜かれたナポレオンソロ。ただめっちゃプレイボーイですぐ女を口説く軽薄な男。史上最年少KGBの最強戦死だが、心に闇を抱えすぐキレる精神不安定者のイリヤクリアキン。
今回は対ドイツ犯罪のためCIAとKGBのトップスパイが手を組まされることに。全く正反対だが、お互い切れ者のスーパースパイ。そんな2人でどうなるのか…

感想

模範的バディムービー

第二次世界大戦終わりのドイツという時代設定を存分に活かしながら、正反対の2人が自由に動き回るバディムービーって印象でした。

ソロは有能でなんでも見抜くけど、すぐ女に手を出して真面目さのかけらもない。クリアキンは最強だけど、人間性に問題があり子供のように自分をコントロール出来ない。

全く違う2人が、時には同じ時には違うアプローチで目標に迫り、なんにせよ張り合う。そこが面白い。

この時代だから盗聴するにもフェンス切るにも国の技術力の差が出て、やり方が全く違う。ゆえにマウンティングの材料に事欠かず、ずっと張り合ってる。

でもバディとしての信頼をだんだん構築していく。お互い実力があるんだけど1人でピンチに陥る。そこで助けてくれるのは、助けられるほどの実力を持つバディ。お互いの腕前を分かっているからこそ、ピンチに耐えて待ってることを確信して助けに行く。

このツンデレ要素満載の分かりやすいバディムービーを、ガイリッチーのかっちょいい音楽でコーティングして提示されちゃうから気持ちよく楽しめる

派手な登場人物で展開は地味

しかも展開は地味なのよ。これがいい。
ぶっ飛んでるけど人間味がある2人が、スパイ映画としては落ち着いた展開を進んでいくため、好感が持てるのが今作。

クライマックスも直接ドンパッチやり合うわけじゃ無く、相手の動きと状況を読みきってスマートに決着をつける。

映画全体を覆うスマートさがとっても好きな一作です。

まとめ

次回作も製作中とのことで、今後シリーズとして続いて行くだろうチームアンクルの一作目。ぜひご鑑賞ください

採点75点