2020/02/24 DVDにて鑑賞
作品情報
- 公開日 2017年3月11日
- 上映時間 156分
- 監督 ナ・ホンジン
- 主要キャスト クァクドウォンファン/ジョンミン/國村隼
- 予告編
登場人物
- 主人公ジョングークァクドウォン
やる気はあまりないが娘想いの警察官。悪霊や呪術を最初は信じていないが、話が進むにつれて信じざるを得ない状況となる。一般人的な反応を起こし続けてくれ、われわれ霊感無し人間がこの世界に入った場合のこんな感じだなぁと思わせる。 - 謎の日本人ー國村隼
ただひたすら謎の人。ジョングに犬を殺され、家をめちゃめちゃにされても静観を続ける。呪術?祈祷?では、数多くの死体の写真やカラスを使って行うプレーを好む。 - 祈祷師イルグァンーファンジョンミン
娘の除霊のため呼び寄せた祈祷師。実力は本物で、途中必殺技で國村隼を倒しかける。プレースタイルは動きが激しめのダンサータイプ。 - 謎の女ーチョンウヒ
突然現れる謎の女。初登場はありがたいことに全裸。ただ、まったくありがたくないシチュエーションでめっさ怖い。以降もたびたび登場し、最終盤ではこいつも能力者ということになるが、プレーシーンはなくタイプは不明。 - 娘ヒョジンーキムファニ
フードファイトシーンの演技が怖さのK点越え。
感想
2時間半の暗中模索
2時間半ずっと迷子。真っ暗闇を地図無しで歩かされている感覚。
しかも地元じゃなく韓国の谷城とかいう知らん都市。地球の歩き方かトラベルWIFIもってくればよかったなぁ。って気分でびびり続ける。怖がりながらも、怖いもの見たさで歩を進めます。
めっちゃ明るいシーンで日も射してるのに、暗闇のような怖さ。建物も事件現場も登場人物もすべて怖い。不気味で理解不能。ずっとすがるものがない恐怖。
どこか異世界に来てしまったかのよう。誰の言っていることも分からない。
でも頑張って進んでみよう。
進んだ結果、真相はもっと闇の中。歩き続けた先に、何が正しいのか、グラグラ揺らされ続ける2時間半。つらいなぁ。
意地悪なほど気が抜けない
この映画は全く気を抜かせてくれない。何も起きなさそうなシーンでも「奇妙なBGM」か「奇妙な國村隼」か「奇妙な別シーン」が入って終わるから、安心安全サンクチュアリ無し。ずっと心拍数上げてくる。
凄腕お化け屋敷コーディネーターでももっと柔らかい恐怖くれるよ。
本編で唯一にこやかなのは、カー性行為を娘に見られ、口封じのためのだんらんを行うシーンぐらい。あの時はまだ元気だったなぁ。
あとはずっと怖い。感受性がやられてくる。あーぐったりしちゃった。
何にも信じられません。
何がなんだか。
見た人の9割は、エンドロール終わりにこう思うだろうなぁ。
結局すがれるのは客観的事実の毒キノコ混入問題だけ。毒キノコ事件は実際に起きているとしたら、直接原因はこれで、他は集団催眠とか?
でもこれって、自分の世界観から抜け出せてない。3者のアスリートが出てきて、呪術バトルをおこなっていそうなんだけど、これを認めるべきか否か。
3人ともそれぞれ強くて、いろんな方向でパワーをぶつけた結果みんな不幸になってしまいました。
知らないお家を荒らしたり、奇妙な外国人を迫害するのはやめよう。
解説読むと、キリスト教的な価値観が全編に横たわっているらしいんだけど、僕には学がないので、解説を本格的に読む前に気持ちをそのまま出してみました。
まとめ
こんな何もわからない男の感想を出していいのでしょうか。こんな1byteの使いかた贅沢だなぁ。インターネットが庶民のものになったんだなぁ。ありがとうございます。
EXIT・パラサイトとたまたま連続で良質韓国映画を見たので、有名未鑑賞韓国映画を見ようと意気込んだ矢先にこれです。いいもの見させてもらったなぁ。続けよう。
採点 65点