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【感想】プレミアムラッシュ  走行シーンが8割の映画

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2017/12/28 鑑賞

親に聞いた話だと、僕が人生で初めて映画館に行ったのは、草なぎ剛主演の『メッセンジャー』らしい。という関係無い話をしたところで、今回はみんな大好き
ジョゼフ・ゴードン=レヴィットのメッセンジャー作品

あらすじ

NoブレーキNoギア金属フレームの自転車にこだわるNY最強メッセンジャーの主人公ワイリー。ある日中国人から依頼された郵便物を運ぶことになったが、そのせいで警察官たちに追われることに。なぜ追われるのか、そこまでして運ぶ価値があるのか。分からぬまま逃げ続けるが…

 

感想

走行シーンが8割

メッセンジャー映画なので走行シーンが映画のメイン。

今作の最大の特徴は、主人公の抜きん出た自転車テクニック。いや、テクニックというより何にもビビらない強靭なメンタル。止まらないことを信条とし、どんな場面でも自転車で突っ込んでいく。

その上冷静さも兼ね備えているのが面白い。
ピンチになるとアイシールド21みたいに走行ルートの候補がいくつか出てきて、「ここ行ったらあれとぶつかるな」「こっちは車間通れずに潰されるな」って1個づつ候補を潰してギリギリの最適解を見つけ出す。そのときここ行ったらどうなるかを実際に見せてくれて、しっかり事故るのは面白い。

その結果なぜ主人公はあんな事故りそうで事故らないのかをまぁ納得させてくれるから破天荒な走行シーンが面白味を持つんです。

後半は危ないシーンで三つルートの候補が出て、どれを行っても事故るわってシミュレーションした上でしっかり事故るのは名シーン。しょうがない場面もあるなと。事故っているのは主人公のミスとかテクニック不足とかじゃ無いなと思わされる。

総じて走行シーンで最低限のパワーを維持しながら進めてくれるので90分の満足度は担保されてます。くっそつまらんってことにはならないですので安心してください。

 

ストーリーに加点は無いけど減点は多い

ストーリーは観ていてどうでもよくなっちゃうほど重みが無い。引き寄せられない。面白くは無い。

訳の分からんもの同士のゴタゴタに主人公が巻き込まれる型ストーリーなのに、主人公たちが事実にすぐたどり着くのは如何なものか。今回の当事者がヒロインのルームメイトだったりしてすぐ分かっちゃう。

だったら主人公が当事者となる分かりやすいストーリーにして、主人公の意思として何かを運ぶ形式にする。それか
何を何故運んでるか全く分からないって点を徹底させて、運ぶのか否かを焦点にしてくれるとか。

どこを取っても中途半端な話だなぁと思う今作。登場する中国マフィアの立ち位置とか、自転車パトロールの警官とか、活かしそうでそんなに活かさないただ出てきただけ感がして残念だなぁ。

 

まとめ

面白そうでそんなに面白くない一本。
仲間も面白そうでみんな普通の味が薄い人たちでうーん残念。
メッセンジャーの共闘感出すなら出すで、最後もっと活かし方無い?ただ来ただけやん。うーん。

採点 40点

 

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