【ネタバレ感想】クリード2 前より大人の熱さ
2019/01/12 シアタス調布グランシアターにて
クリード1を初めて観てから、そのまま映画館にGOして鑑賞。
あと合う時間がこれだけだったので、はじめてのグランシアター。3000円で敬遠してたけど、アルコール含めたワンドリンク付きで足伸ばせるならありかも。3時間映画とか観るなら使いたい。
あらすじ
前作後怒涛の連勝街道を突き進みついにチャンピオンとなったジョンソン。そこで対戦を申し込んできたのはその昔アポロを殴り殺したドラゴの息子だった。
ロッキーの反対を押し切り対戦するが…
感想
予想通り期待通りの完成度
前作は間違いのない傑作で、そのうえ今作はあらすじからして100パー面白いと安心して見に行きました。そんな上がりきったハードルでも楽に飛び越える十二分な良作!だから安心してくださり。
ドラゴの息子をアポロの息子がロッキーの的確な指示のもとボコる
って幼稚園児でも間違いなくアガる展開。今作はこの面白さです。
それ以上言うことねぇな。
前作以上に内省が多い
今作は前作以上にそれぞれが葛藤するポイントが多い。
ロッキーはドラゴと接してよりアポロを止めなかったことを悔やむ。ジョンソンは敗戦と子供の誕生によりボクシングを含めた人生のあり方を考える。ドラゴ親子はこれまで受けた仕打ちを振り返り続けパワーに変える。
それぞれが内省し、特にジョンソンの一人の男としての心理的独立の要素が大きい作品となってました。
初めは親父の敵討ちとして戦う。しかし内省し一人のボクサーとしての意味を取り戻す戦いとしてドラゴとの試合を位置づけていく。同じ対戦カードに対しての意味合いの変化によって成長を感じさせる作りは素晴らしいの一言でしょ。
完全な敵をつくらない大人さ
映画観るときはドラゴぶっ倒せ〜〜ってなってるんだけど、観客も大人にさせられる。だんだんとただのボクシングなのに人生を奪われたドラゴ父に同情してしまう。ドラゴ息子もバトルサイボーグに育てられてしまったかわいそうさがあるけど。
そんな試合に対しての気持ちが強いドラゴが最後する行動が泣ける。それやるのおまえかい!って。
そんな大人の泣かせ方もやってくるのは脱帽です。
強いて言えば長め
今作はドラゴとの戦いの一点のみが終着点。映画のスタートからそれは明確。もちろんそれだけ魅力ある行き先ではある。凄く分かりやすいし、ずっと前傾姿勢で本当面白かったんよ。
だけど直前に1作目観ちゃった。1作目は当たり前だけど、キャラ紹介それまでの状況舞台づくりとかいろいろな要素がまずある。それでいて開始1時間で初戦やって、そのあとボスと試合が設定されて1時間後クライマックス。この推進力の途切れなさが素晴らしかった。
これに比べると時間をとられる点無しで2時間10分はいくらドラゴ戦とはいえ長めだわ。前回に比べるとね。
まとめ
前作は年ベスト級でしたが、今作は年5位級の素晴らしさです。期待は裏切らない。行きましょ
採点 82点