【ネタバレ感想】バッドボーイズフォーライフ 復刻プロジェクト成功!
2020.02.01 フォーラム福島にて鑑賞
過去二作は観たことはあるけど、大味マイケルベイど真ん中映画ぐらいの記憶しかありません。
2を観たときに、金があってド派手爆発が盛り沢山だけど、それだけで映画は面白くはならないんだと学びました
2003年以来17年振りに急な続編に大して期待せず鑑賞。
作品情報
- 公開日 2020年1月31日
- 上映時間 124分
- 監督 アディルエルアルビ / ビラルファラー
- 主要キャスト ウィル・スミス / マーティン・ローレンス
- 予告編
ウィル・スミス&美女のキレキレアクション!『バッドボーイズ フォー・ライフ』本編映像
- 公式サイト
あらすじ
あの二人は2020年になってもロス市警のバットボーイとして、我流のやり方で突き進んでいた。しかし、マーカスは孫の誕生を機に引退を志願。マイクは認めず、二人の行く末を話し合っていた。
今回の悪役は、謎のメキシコお母さん。マイクの周辺人物を息子を使って殺して行く。そしてマイク自身も銃撃され、ダメージを負ってしまう。
そんな状況でもなお、マーカスは引退を撤回しないが、渋々マイクについて行きバットボーイズのやり方で捜査を進めて行く。
感想
丁寧にバッドボーイズを作りました
マイケルベイ先輩の作品を、後輩が崩さないように丁寧になぞって整えて作ったバットボーイズ でしたね。
マイケルベイが作ってないなって伝わる。そして他の人が作った意味がある良作になってます。
バッドボーイズといえば、
- 無理くりなやり方
- うるせぇマーカス
- ド派手な展開となんやかんやの解決
ですが、用法用量全てちゃんと守ってます。
進化したバッドボーイズ手法
今回はバッドボーイズ二人だけでなく、新組織AMMOと捜査を進めます。AMMOはロス市警に新たに創設された最新捜査手法を取り入れた精鋭チーム。そのため、オールドなバッドボーイズとは毎回ぶつかりって散々な結果に。
しかし、後半はバッドボーイズの突貫なやり口にAMMOも乗り、6人でバッドボーイズ手法を強引に押し進めていく。今までの2人も良いけど、終盤はドンパッチ展開が多岐に渡ってめっちゃ面白かった!
最新ドローンで索敵して、最終的には柱をタックルする捜査手法ってなに!?あとリーダーの床突き上げ攻撃シーンとか写し方含めめっちゃ興奮!!
クライマックスの銃撃戦結構あったのに、全くダレずに楽しめる良作。
マーカスってこんなに面白かった?
今作のマーカスは本当に面白い。昔はうるせぇだけだったイメージなのに、今作は邪魔ではなく的確な発言量で映画の味になってる。
観てて浮かんだのは、NHKでやってた千鳥の特番『大吾道』。あのノブのツッコミみたいな存在感。
マイクが柄にもなく真面目1人語りをしたり、終盤映画的な説得に入ると、視聴者が思ってることを横からねじ込んでくる。笑いながらも確かに気になるなぁって点を差し込むから、邪魔とは感じなかった。
そこで他の作品では起こらない新たな展開を生まれて、バッドボーイズフォーライフがただのドンパッチ映画でなくなる。やはりマーカスあってのバッドボーイズだこと。
マーカスが活きてる=バッドボーイズの続編として成功
欲しいシーンをちゃんとくれる製作陣
マーカスとマイクを2人で移動させたい→サイドカー付きバイクを登場させたい→知らねぇ敵が愛犬ピットブルを乗せて登場する
みたいなまぁご都合主義と言えば仕方ないけど、でも納得できるように丁寧に作ってて、とても好感持ちました。
最後のフィニッシュワークとか、ピンチでヘリをずらすマーカスとか、チームメイトのキャラの立ち方とか、いいなぁってポイントたくさん!
まとめ
大事な加点ポイントを着実に最大限回収した文句無し作品です。
あのバッドボーイズを復刻版として再販するプロジェクトに満点回答を出した製作陣は、プロフェッショナルだなぁと、おじさんになったマイクマーカスを通じて感じられる良作。
採点 80点