メエメエ博士の映画レビューブログ

初心者の映画感想ブログ、ここにあります(ネタバレが多いです)

メエメエ博士のエィガレビューブログ

【感想】アトミック・ブロンド 姉さん!かっけぇっす!

f:id:meimeihakase1234:20180722174939j:image

2018/07/22 DVDにて鑑賞

あらすじ

冷戦末期、ベルリンの壁崩壊直前の1989年。西側に極秘情報を流そうとしていたMI6の捜査官が殺され、最高機密の極秘リストが紛失してしまう。リストの奪還と、裏切り者の二重スパイを見つけ出すよう命じられたMI6諜報員の主人公ロレーン・ブロートンは、各国のスパイを相手にリストをめぐる争奪戦を繰り広げるが…

 

感想

この監督ならアクションは保証出来ます

本作の監督は『ジョン・ウィック』『デッドプール2 』のデビットリーチ。主演シャーリズセロン演じる女スパイの格闘シーンは良い。パワーではなく技術と機転で勝ってる感じが本当に良い。

1番の盛り上がりは中盤にある。護衛対象が狙撃されマンションに逃げ込むものの、複数人の敵が潜んでおり排除しないといけない。そこから始まる7分ほどの長回し風戦闘シーン。

勝負がずっとギリギリなのよ。やっぱり女性だし、相手はロシアン男戦闘員なので体格差があって、パワーで押し切られて有効打をちょいちょい食らう。しかも1対5ぐらいで1人倒しても次々来る。

少しずつダメージが蓄積して行く様子もビジュアルで分かるし、その結果最後の1人とは途中ヘロヘロで戦闘中なのに間がめっちゃある。お互い倒れて立ち上がるのにギリギリでゆっくり。この華麗ではない戦闘のリアルこそ今作の魅力。

 

入り組んだ話を分かりやすくしたストーリーもまぁまぁ

冷戦下の二重スパイものです。しかしそれ以上に入り組み楽しませてくれる展開を準備してくれてる今作。この手の話は「よく分からん」で終わっちゃうことも多い。『裏切りのサーカス』とか僕の読解力が無さすぎて途中で寝てました。
今作はそんな「難しいの嫌いドンパッチ大好き」な僕でも分かる優しい作り。
その上でスパイがただの駒に過ぎない儚さや無意味さをベルリンの壁崩壊と重ねて表現する奥行きもあります。
ストーリー上のカタルシスがあまり無いので、これだけ上質な戦闘があっても万人には勧められませんが…

 

欠点は少しばかりのタルさ

ちょっと長いかな。妖艶でしゃれてる雰囲気の演出は良いんだけど、少しばかり多い。そこは話止まっちゃうから、テンポおちてだらっとなっちゃう。それでいてストーリーの内容自体が二転三転するため、美味しい部分以外の時間が多かったのが残念。

 

まとめ

手放しで全編面白かったわけじゃないけど、面白い部分あるので観ても損無し。

採点65点

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村