【感想】ボヘミアン・ラプソディ 映画じゃなくてライブだった
久しぶりに投稿します。映画は月一回ぐらい観にいってました。
なかでも超話題作のこちらは、なんやかんや良かったので感想言いたい。観たの遅いんですけどね。
18/12/15 シアタス調布
18/12/28 TOHOシネマズ新宿(応援上映)
感想
当初は映画熱も冷めてたので「まぁ観なくてもいいかな」とスルー。しかし特に映画好きでもない友人が興奮しながら「こればっかりは映画館でみないと!」と激推し。重い腰をあげて遅めの1回目観ました。
なんでしょうか。「ライブ体験をどれだけスクリーンに落とし込むかの勝負に勝った」って映画。決して面白くない。でも泣いちゃうよ。心打ち震えるよう。
音楽ライブと映画
好きなアーティストのライブ行って、デビューからのバックボーンを知ってるから他の人以上に深く曲が刺さる。アーティストの心情を勝手にクロスオーバーして打ち震える。
しかもライブに行く人は基本同じようにそのアーティストに詳しいから、一般人と比べた選民思想の一体感で己を消して大盛り上がりできる。そんな非日常体験の筆頭が音楽ライブ。
手軽に周りの目を気にせずわーわー騒いでマジ楽しい。僕も高橋優が好きでライブに何回か行きましたが、ライブ体験にお金を払う価値ある!というか七千円ぐらい安いよね。好きなアーティストのライブって。
クイーンプロパカンダ映画
映画の話に戻るけど、観客をクイーンライブ体験が深く刺さる信者にして、完璧な歌・ライブパフォーマンスをがっつりみせちゃう。映画という装置のパワーは、これを劇場全員に強制させるということ。
信者になれれば大興奮。なれなければ面白くない。この映画の加点ポイントは音楽ライブが持つ面白さであって、良い映画の味わい深さとかではない。クイーンプロパカンダ映像とライブの映画です。
最大限のクイーン体験ができる身体に、映画を使って育ててくれる。からの20分のライブエイド。これはずるいでしょ。
まじで面白くない。こんな映画まじで面白くないよ。
だってなんで泣いているのか、応援上映で手を上げ歌っているのか、帰ってYouTubeでライブエイドの実際の映像観てまた泣いているのか、分からねぇもん。
これだけ心を揺さぶられてもなお、「この映画ハンパねぇ」ではなく「この映画ずりぃわ」と言いつづけたい。
応援上映はよい
若者に人気もわかる。シンプルに若くてよく音楽フェス行ってるもん。行って手上げてるもんな。その楽しさを映画120分の後にそのまま味わうからね。
「DVDじゃだめ、劇場じゃないとだめな映画」って毎回言ってる気がする。でもこれなんてまさにまさにそうだよね。
あと、応援上映初めてだったけど、多分重めの観客だったと思う。三四郎ANN0で相田さんが話してた「ロジャーだけ応援おじさん」みたいな人居ないしペンライトもすくなかった。でも劇場で手あげて声出すのは新感覚だし、1回目でも応援上映でいいんじゃないかと。応援上映が映画の面白味を損なうことは絶対ないので。
まとめ
面白かったなぁ。ずりぃけど。
採点 80点