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【感想】アバウト・レイ16歳の決断 に伴う反省

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2018/07/24 DVDにて鑑賞

一番好きな女優エルファニングが主演なので観ました。

あらすじ

トランスジェンダーの主人公レイ。身体は女で心は男。母、レズのおばぁちゃん、その同性パートナーと四人で暮らして居る。

ホルモン療法を始めて転校しようとするが、療法には両親のサインが必要。父は生まれた時から居ない。一緒に暮らす母も、いざレイの決断を前にするとたじろいでしまう。

大人たちはレイの決断に対し、どう行動するのか…

 

感想

「今まで人より自由に生きてきた大人が、子供の自由を許せずに癇癪を起こしまくる90分」でした。なのでタイトルが違う。『アバウトレイの母親、結構年重ねて反省』のほうがしっくりくる。

周りの大人がキレてるだけの90分なのでなかなかにつまらない。

しかもダメな点は、主人公周りにいる人間のバックボーン。母親もおばぁちゃんもはっきり言えば異端寄りの人間。なのにレイの気持ちを全く分かってくれない。そのキャラ設定のせいで逆にストーリーが飲み込めねぇわ。

おばぁちゃんなんてレズで、同性パートナーと同棲してる。なのにレイの気持ちを深層では汲み取ってくれない。分かってくれない。自分を棚に上げてるやん。
お前が「手術せずにレズでいいやん」って言って理解しないのは、過去お前に「男でも愛し合う関係になれるだろ」って言った理解のないバカと同じこと言ってるやん。

「まぁみんな最終的には…」と許したくはない。なぜなら劇中掻き回しすぎだから。90分間手術の是非を主題に登場人物がごたつくだけ、他に面白味ゼロ。全員にイラつくわ。何してんねんずっと。

おーい母親。お前は過去に最低クソ野郎なことしたな。そしてその後の子育ても親に頼って自立せず生きてきたな。なのにそんなことには目を瞑り、子供の決断にだらだら中途半端な姿勢をとり続けた。いちばんお前が子供だな。そんなお子ちゃまの贖罪と成長がこの映画の主題です。なので僕にとっては求めているものと違ってつまらなかったです。

 

まとめ

元々好きなエルファニングが主演じゃなかったら観てなかったので、まぁね…

採点 20点

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