2018/01/11 鑑賞
あのエドガーライトの作品を鑑賞。
あらすじ
天才的なドライバーである主人公ベイビー。幼少期の事故で両親を失い音楽を聴いていないときは耳鳴りが激しい。なので劇中ほとんどイヤホンで音楽を聴いている。職業はドライビングテクニックを生かして、銀行強盗団の逃し屋をやっている。
ある日ダイナーのウエイトレスに恋し、トントン拍子で仲良くなる。逃し屋から足を洗い、2人で何処か遠くへあてもなくドライブすることを夢見るが…
感想
エドガーライト節炸裂な2時間
音楽を聴き続ける設定を劇中歌の量として生かし、映画的に上手な音楽の使い方を徹底的にやってくる。やっぱり映画って音楽と画の組み合わせだから音楽が気持ちよくハマると、なんやかんやで本能的にアガって、良い映画ってなるよね。
編集が上手すぎて、観ていて不快感ゼロの作り込まれ方。テンポはもちろんだが、エドガーライト節炸裂しまくってる。シーンとシーンと切り替えとか、観ていて段差にならない。映画に乗って何も引っかからず進んでいける。
良い音楽・良い編集ときて、キャラクターも立っている。悪いやつはとことんムカつく人間だけど、みんなバックボーンが見え隠れして邪魔にならない程度の深みを持たせる。
映画が向かう方向にとって、やりすぎてマイナスにならないラインで最大限楽しませる天才だなぁ。だから観終わってぼやっとした映画全体の雰囲気が思い返され、それが心地よい。
話はつまらんよ
本筋ストーリーとそれ以外の部分のレベルの差が激しい映画です。
映画はストーリーだけのものじゃないから、もちろん映画としての採点がクソ低いわけじゃない。2時間心地よく浸らせてくれるから良い。
でも観終わって面白かったかなぁと振り返ると、全体の雰囲気は良かったけど、どっか面白いとこあったかなぁとなると微妙になってきちゃった。
思い出せば出すほど うーん ってね。
雰囲気に酔えるならそれは良作ですけどね!充分ですけど。
まとめ
安定の面白さではあった。
でももっと面白い作品作ってるからなぁ。エドガーライトさん。
なので低めの採点です。
採点69点